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犯人はPhantomに非ず。JobMaster暗殺の真犯人判明…モロク

2008.12.15


14日、モロクコンチネンタルガード本部は、先日モロクの無人地区で起きたDon Gad氏殺害の真犯人が判明した事を発表した。
発表された真犯人はDon Gad氏の元側近であるHeinz容疑者。Don Gad氏亡き後、彼の組織を引き継いだ人物である。
しかし彼は既に殺害され、遺体でコンチネンタルガードに収容されたとのことだ。

一体何が起こったのか?

巻き起こる質問の嵐にコンチネンタルガードの広報担当官は苦しそうに今事件の背景を説明した。

今事件は当初犯人をPhantomと断定し、その行方を追う旨を取り決めていた。しかし神出鬼没のPhantom相手に追跡は困難を極めた。
そんな矢先、コンチネンタルガード本部に一通の手紙が届けられた。匿名によるタレコミ情報であったのだという。半信半疑ながら、情報に示された場所へと向かった彼らが発見したのは、Heinz容疑者と彼の側近数名の遺体、そして彼の行状を書き知らした書き置きだった。

書き置きによれば、Heinz容疑者はDon Gad氏がコンチネンタルガードの依頼で手配していた難民への配給物資が、集積されている場所をDon Gad氏と側近以外が知らない事をいい事に、横流しして利益を得る事を画策していた。だがDon Gad氏はそれを察知し、Heinz容疑者を秘密裏に組織から追放した。
Heinz容疑者はこれに逆恨みし、組織内に残っていた同調する者たちと語らって、無人地区を視察中のDon Gad氏を強襲して殺害したのである。

さらに彼は、これをPhantomが行うように書き置きなどを残して、Phantomの犯行であるかのように見せかけ、情報が錯綜する隙を突いて他の側近を葬り、まんまとDon Gad氏の組織を掌握したのである。
コンチネンタルガードの調査によれば、Don Gad氏亡き後、確かにHeinz容疑者らがいずこからか莫大な利益を得ていたことが確認された。だが、コンチネンタルガードはPhantomの犯行であるとの固定観念があったせいもあり、これを察知出来ていなかったようだ。

しかしどうやら、語った相手が悪かったようだ。己の名を語らった悪党に対して、Phantomは容赦なく手を下し、潔白を証明した。
さらにPhantomはHeinz容疑者らが隠匿した配給物資の所在まで調べ上げており、書き置きにはそのことまで記述されていた。
それによれば、物資はアルベルタのとある倉庫に保管されているとのこと。どうやらDon Gad氏は遠く離れたアルベルタに保管することで、物資を狙う輩たちを欺いていたのだ。物資は必要な折々に小分けしてファロス灯台の港へ移動させ、モロクに運び込んでいた模様。
コンチネンタルガードは記述に従ってアルベルタの倉庫を探索するべく、アルベルタ第二騎士団に協力を要請。
発見された倉庫には避難民キャンプがおよそ二ヶ月間暮らしていける配給物資が蓄えられていた。これにより避難民キャンプの物資供給はしばらく問題なさそうだ。
なお、コンチネンタルガードは自らの初動捜査のミスを認めたものの、PhantomがHeinz容疑者を殺害したことについて非難を示している。

Phantomにより真犯人は判明したが、被災したモロクを支援してきた義侠の人、Don Gad氏はもう居ない。残された物資を使い果たした後、それに物資の調達に手腕を発揮出来る人物は現れるのだろうか。
Don Gad氏と面識のあるコンチネンタルガードの難民保護担当の騎士は氏についてこう述懐する。
「彼は何よりもモロクの全てを愛していた。照りつける太陽も、その光すら届かない奈落の闇も。彼と同じ事を彼以上にできる人間は、おそらくいないだろう。」

モロクでは18日の午前10時、モロク難民キャンプ内にて、有志によるDon Gad氏のお別れ会が行われる予定。

到着した物資に沸くモロク難民キャンプ

 [Text by トウコ=ミツキ]


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