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【Phantom】ついに敗れる!?…プロンテラ

2007.12.18

数々の伝説を築いた亡霊騎士【Phantom】がついに撃退されたとの衝撃の一報が飛び込んできた。

夜間のプロンテラ城正門前の様子
◆プロ城正門前の死闘
昨夜夜半、聖堂騎士のF氏(本人の希望によりイニシャルのみ)は友人の魔術師T氏と、大聖堂方面よりプロンテラ城正門前を通り過ぎようとしていた。

そのときにF氏はとある異変に気がついた。
プロンテラ城の正門はプロンテラ警備保障の兵士が随時2名、門番として常駐している。にもかかわらず、左右の詰め所には人影はなかったのである。不審に思ったF氏は詰め所を覗いて見ると、警備に当たっていた兵士が気絶させられていることを発見した。

そのとき、その様子を少し離れて見守っていたT氏が注意の声をあげた。詰め所の屋根に身を潜めていた人影が屋根からF氏に目掛けて襲撃したのだった。
F氏はその声に反応し、とっさに腰の剣をバンドごと引きちぎって跳ね上げ、襲撃者の一撃を打ち返した。

人影は不意をついた一撃をが失敗したと見るや、追撃を警戒してかF氏と距離をとるように降り立った。T氏との中間あたりだったという。
T氏はそのときにその人影が黒い鎧をまとい、白い亡霊の仮面がつけた女性であることに気がついた。言うまでもなく人影は亡霊騎士【Phantom】であった。彼がその正体に驚きの声を上げるよりも早く、F氏は戦士としての本能に突き動かされていた。
つまるところ【Phantom】を敵とみなし、逆襲を仕掛けていたのである。
F氏は聖堂騎士としては珍しい両手剣の使い手であり、鞘から解き放たれた愛剣ツヴァイハンダーの一撃は鋭く、さしもの【Phantom】も辛うじて剣で受け流すことしか出来なかったようだ。

それから約十秒、十六合に及ぶ攻防がF氏と【Phantom】との間で繰り広げられた。
奇しくも立会人となったT氏によれば「互いにスキルを使う暇さえ与えなかった。自分も援護するべきだと気がついたときには、もう終わっていた」とのことである。

結果的にはF氏が十六合目に放った突きが【Phantom】の右肩を貫き、亡霊騎士はそのままの勢いでプロンテラ城の水濠に落水した。

二人はしばし呆然とその様子を眺めていたが、T氏は我に返ってプロンテラ騎士団本部に駆け込んだ。F氏はそのまま通報を受けた騎士団が到着する約十分間周囲を伺っていたが、【Phantom】が濠から上がってくるような気配は感じられなかったと言う。
その後、騎士団は二人から事情を聞いて人員を増やし、一晩かけて水濠を捜索したが、【Phantom】は発見できなかった。

◆【Phantom】の狙いは何だったのか?
【Phantom】はこれまで幾度に渡って、凶悪な犯罪を犯した存在を独自の捜査で暴き出し、殺害して来た。当然のことながら今回プロンテラ城の正門に現れたのは、彼女のターゲットがプロンテラ城にいたからに他ならない。

該当するだろう出来事は今日起きた。
プロンテラ騎士団は本日、プロンテラ城内にて通商管理局のHildebrand事務補佐官の身柄を拘束した。Hildebrand事務補佐官に「不当な貿易の斡旋と殺人指示」の疑いがあるとしての逮捕である。
騎士団側から正式な会見はまだ行われていないが、城内でしかも幹部級の官僚が「殺人指示」とは如何なることだろうか。

本紙ではHildebrand事務補佐官が行った「殺人指示」について独自の取材を行った。
Hildebrand事務補佐官は外国との輸出入の管理を行い、外国からもたらされる違法品(麻薬など)を取り締まる部門の取りまとめを行っていた。その彼に数年前よりアルベルタに本社を構える某商社が接近。多額な賄賂と引き換えに、密やかに押収した違法品を表向きは処分したと言うことにして、横流しできるように手配したとの情報を入手した。

先日、アルベルタ騎士団所属の騎士A氏が港で水死体となって発見される事件があった。
アルベルタ騎士団は軍艦での船上訓練中に誤って転落し、溺死したと発表されているが、本紙の調べではA氏はアルベルタの警備部に所属し、主に港湾部で勤務しており、軍艦への勤務などはなかったという事実を把握している。また検死を行った医師は、A氏が何らかの暴行を受け、死亡してから海に捨てられたのではないかとの所見を示している。(アルベルタ騎士団は否定している)

おそらくA氏は違法品の横流しについての捜査を担当していたと考えられる。プロンテラ騎士団はA氏から報告を受けていて、A氏の殉死後も内々に捜査を進めていたのではないだろうか。今回の逮捕劇は【Phantom】の狙いを察知し、法の中で処罰するべく速やかに行われたものと思われる。

いずれにしてもその件を騎士団はしっかりと公表して欲しいものだ。

◆【Phantom】との十秒間の死闘について
本紙は【Phantom】と死闘を演じたF氏に単独で取材することが出来た。
F氏は二十代半ば。少年のような雰囲気を持った緑髪の青年である。休暇中とのことで平服姿で応対してくれたが、聖堂騎士団の重厚な鎧をまとっていないその姿は意外にも細身であったが、頼りないと言うよりも、しなやかでシャープな印象を受けた。
今回の記事には周囲の仲間たちを含め、本名を明かさないことを条件に取材に応じてくれた。

彼によれば、今回の勝利は偶然が重なった結果だという。
彼自身が分析した勝因は以下の三点。
1.【Phantom】に対し、こちらから先んじて攻勢に出れたこと。
2.【Phantom】はT氏がいたことで、彼に対して注意に払わう必要があったこと。
3.魔剣にも劣らないツヴァイハンダーの特性
(破損しない武器であるということらしい)
どれかひとつでも欠けていたら、倒されていたのは自分だったという語り口は、歳のわりには謙虚な印象を受けた。

彼の手ごたえでは、今回【Phantom】に与えた一撃は致命傷ではないという。彼自身【Phantom】は逃げ延びていることを確信している様子だった。
もしもう一度対決することがあれば勝てるか?との我々問いには少々考えた後に「99%無理」と答えた。残り1%は今回のように撃退する程度ならだそうである。

◆こぼれ話
事件の際に同行していたT氏にも話が聞けたのであるが、彼は【Phantom】を倒せる人間はまずいないと我々に語った。
その理由を問うと、『セイレンをソロで秒殺した』F氏が勝てないと言っているからだそうである。
当のF氏は、T氏はホラ吹きなので信用しないでくれと苦笑しながらコメントしてくれた。
まあそうだろうと思います。

 [Text by トウコ=ミツキ]


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