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今年度の王国武闘大会の模様を収録したスクロールの購入者特典として用意された『ドラゴンの骸骨』の一部に、牛が混入されていることが発売元であるGasohope社社員の内部告発により発覚し、大きな波紋を呼んでいる。

問題のドラゴンの骸骨

問題のスクロールは今年度の王国武闘大会を２本のスクロールに分けて収録したもので、それぞれにも購入者特典が付属しているが、両方を購入した消費者が所定の手続きを行うことで、さらに貴重な『ドラゴンの骸骨』が入手できることで話題を呼んでいた。 「騙すだなんて酷いです。私達は公開されている内容を信じるしかないのに！」（『ドラゴンの骸骨』を入手した消費者の声）

　
プロンテラに本社を構えるGasohope社はこれまでも、卓越した絵師に依頼したイメージイラストを事前に公開することで消費者の購入意欲を高め、実際には再現力の低い品物を販売するなど、悪質な方法で多大なる利益をあげてきたと見られている。

「特典付きだからといって、何でも買い求める消費者がいけない」（Gasohope社Wald社長）
　
今回の事件に関して取材の赴いた記者に対して、Gasohope社Wald社長は開き直った口調で消費者への責任転嫁とも取れる発言をした。 　 　
内部告発を受けてプロンテラ騎士団は捜査を進めており、近日中にGasohope社への家宅捜索が行われる模様。