魔法力増幅の真価とは

2005.07.02

「我々はいつまで爪を隠した鷹で居ればいい。」ゲフェン在住のとあるHigh Wizardは苛立たしげにそう漏らした。

ヴァルハラから帰還した戦士たちは、一度全ての力を失う代わりに大いなる可能性を得て戻ってきた。
既にLord Knight、Paladin、Professor、Sniper、Clown&Gypsy、High Priest、Champion、
Assassin Cross、Chaser、Whitesmith、Creator達は己の特性に充分に理解を深め、それを生かして数々の功績を達成しつつある。(その中でも一番大きな話題を呼んだのは、Creator達の力によって実現に向けて一気に進歩したホムンクルス技術だろう。)勿論、High Wizardも更に高まった魔力を行使して様々な偉業を成し遂げようとしている。

しかし彼らHigh Wizardが行使する術、魔法力増幅(Amplification Magic Power)は、今だ100%の性能を引き出すことを許されていない。そう「出来ない」のはなく「許されていない」のである。

魔法力増幅は全身の魔力を一気に疾走させ、次に打ち出す魔法の威力を飛躍的に高めることが出来る術だ。その波動により手にした杖は光り輝き、放つ魔法はあらゆる物をなぎ倒す。この術は魔術師が使用する他の魔法の可能性を引き出してくれるのだ。増幅されたJupitel Thunderは重装甲の戦士をまるでボールのように空に放り投げ、Bolt系の術は強力な力をもって敵を打ちのめす。

しかし現在では魔法力増幅はStorm Gustなどの大魔法にはあまり効果を及ぼさない。一番その恩恵を受けるといわれていた大魔法には、効果が制限されているのだ。このような制限が設けられているのは我が国のHigh Wizardだけである。
これに対しては多くのHigh Wizard達が不服を訴えているが今だ制限が解除される気配は無い。

ゲフェンWizrad転職試験官ラウレル氏は語る。「我々の力が暴走することを懸念しての処置であるというのなら、それは間違った認識である。我ら誇り高きウィザードは自身の力を制御する知恵と精神を持っているからだ。我らは一刻も早く力を手に入れ、己の中に内在する知的好奇心と欲求をグラスに注がれた葡萄酒のように満たしたい。」

既にゲフェンウィザード評議会を初めとした、各魔術団体が抗議運動を起こしている。それと同時に運動の賛同者を集い、大きな波にする動きも活発化している。「我こそは偉大なる力の賛同者なり」と思うものは、下記のサイトの門を叩くといいだろう。


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