ウンバラのバンジージャンプに警告…ウンバラ

2004.08.25

ウンバラのバンジージャンプは、本来ウンバラの村人が成人の証として行う儀式であったが、ウンバラに観光客が訪れるようになってからはレジャーとして一般解放されている。

だがウンバラのバンジージャンプは危険であり、利用は避けるべきだと外務省が旅行者に警告を発しているのはご存知だろうか?

このバンジージャンプはそもそもウンバラの村の人用に作られたもので、彼らより長身で体重も重いルーンミッドガッツ王国の人間の使用は想定されていない。また、バンジージャンプに使用するロープも強度に問題があり、ウンバラの人々はそれまで一人使用するごとにロープを新しいものに交換していたが、観光客向けにレジャー化した後はロープの生産が間に合わず、ロープが交換されるのは三日に一度だった(当然、ロープが切れて観光客が地面に叩きつけられる事態が多発した)。

このロープも生産を急ぐあまり雑な作りになっており、ロープの長さが崖の高さより長いということもあった。また飛び降り台に冒険者達が集まると台が重さに耐え切れず崩壊する事故も起きている。ワープポータルなどでウンバラのバンジージャンプ台に送り込む悪質な悪戯も頻発しており、既にウンバラではバンジージャンプの事故だけで死者23人、重軽傷者45人という被害を出している。

死者23人といえば、国が指定している国内危険地域ランクAの死者数に相当する。(ちなみにランクAの危険地域にはオーク族の村やフェイヨンダンジョンなどが指定されている。)


バンジージャンプオープン日の様子。
現在は客はまばらで閑散としている。

__


ウンバラが観光者向けに
発行しているポスター。
(クリックすると拡大)

このような事故が多発してからウンバラからはすっかり観光客の足が遠のき、現在ウンバラは冒険者達が立ち入る前と同じように閑散としている。外務省はかなり早い時期にバンジージャンプの危険性を唱えていたが、物珍しさからバンジージャンプを利用する冒険者が後を絶たず、結果多くの犠牲者を出すこととなった。

これに対しウンバラの人々は「稀に死者が出ることは警告してあった、こちらに責任は無い。」とコメントしている。


inserted by FC2 system