昨日夕方、時計塔4階で狩りを行っていたアサシンが、ウィスパーと交戦中に、切りつけた時の腕の勢いで愛用の属性ダマスカスを放り投げてしまい、そのダマスカスが時計塔の機関部(歯車の部分)に落下、ダマスカスはそのまま歯車の部分に詰まり、時計塔全体の活動が十秒間程停止する事件が起きた。
今までにも冒険者の武器やオリデオコンが時計塔の機関部に落ちる事件は起こっていたが、何れも歯車の強い力によって破壊され、時計塔の活動が停止する事態には至らなかった。だが、今回機関部に詰まったダマスカスは、絶対に壊れない高強度の武器で、破壊されること無く時計塔全体の活動に影響を及ぼしてしまったようだ。
やがてダマスカスは歯車の力によってはじき出され、時計塔は何事もなかったようにまた活動を再開した。
歯車の停止と時を同じくして、時計内に居るアラームやクロックなどの時計型モンスターが、機能を停止したとの証言が冒険者から入っている。また同時刻にミッドガッツに存在する時計達が、針の進みを止めたという報告も数多く寄せられている。
これが真実であれば、アルデバランの時計塔の動力とミッドガッツに存在するあらゆる時計との関連性を示す興味深い現象であると考えられるが、専門家はこのところ頻発しているLAGによる影響ではないかと慎重な見方を示している。 |