新しい単位「WIZ」…国内

2004.01.30

プロンテラ国立大学名誉教授のAndrei Tarkovsky氏は、時空の歪みにより起こる遅滞現象「LAG」を単位化し、新たに制度化することを政府に求めている.。

LAGとは、特に人が集中する地域で起こる現象のことで、一瞬時が止まったような感覚に襲われ、動けるようになるまで時間がかかる。この影響を特に受けるのは、敵と戦っている最中の冒険者達だ。戦闘中にこの現象に襲われると、敵に対し何も攻撃できないまま敵からの攻撃を受け続けるという状態になる。この現象が何故起こるのかはわかっておらず、現在も研究が続けられている。

Andrei教授は、アルデバラン時計塔、ミョルニール山脈アルギオペ峠にて定点観測を行い、LAGの被害でFWを敵に突破されている標準的なウィザードを調査した。そして、一秒間のLAGで犠牲になるウィザードを1とし、一秒間のLAG=1WIZという研究報告を出した。また、2MAGI=1WIZという単位も教授は設定している。

教授は、1000WIZ=1VIT-KNIGHTという単位の設定も行ったが、このような大規模なLAGが起こることはかなり稀であり、もし1VIT-KNIGHTものLAGが起きた場合、各都市における商取引に甚大な被害を及ぼし、その被害額はおよそ数十Mに達するとAndrei教授は主張している。

1VIT-KNIGHTに達するLAGはこれまでに観測されておらず、今までに観測された最大LAGはおよそ10WIZ程度であるといわれている。

これに対しゲフェン魔術師ギルドは、「あまりに配慮が無いのではないか」と反対している。また、時計塔で活動するあるウィザードも「この単位の設定は我々ウィザードの名誉を汚すものだ、今まで道理LAGの単位はLAGで良いのでは?」と、不快感を表している。

トリスタン国王は、Andrei教授の研究レポートを元に会議を開き、単位の設定の最終的な会議を行う予定。

※04/02/08修正


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