首都露店調査結果…国内

2003.08.03

プロンテラ王立大学のVoid教授は、首都の客の購買意欲の調査結果を発表した。Void教授によると、通行人は首都の大通りを埋め尽くしている露店に関して、6割以上が「通行の邪魔」と考えていることがわかった。また、他の都市でも同様の調査を行った結果、露店が乱立していない都市ほど、客の購買意欲が高いことがわかった(アルベルタ等の過疎地域は除く)。

首都の露店商は、西門から中央広場を通り、南門まで続いており、露店の数は数百にもなるが、実際には客となる通行人はほとんど通らず、露店に対する客の数は少ない。一見すると商売が成り立たないように思えるが、露店商人はその少ない客だけで利益を上げることができるようだ。


混雑のピークを迎える前の、首都の中央通り。

「プロンテラは歩きにくくてとても困るよ。金が無い人にとっては、首都の露店はあまり活用する機会が無いからね。たまに欲しいものがでてきて買い物に行くときも、あまりにも混雑しすぎていて、お目当ての物が見つからず、一時間近くうろつくこともあるんだ。」と、首都を拠点にしている剣士のDaveさんは語る。

ある露店商は「首都で開かれている露店の多くは、珍しい宝物や、カード等の高価なもので、あまり裕福ではない冒険者にとっては、確かに興味がわかないものかもしれない。しかし、そんな裕福でない者もいつかは大きな資産を手にし、首都の露店を尋ねる日がくるだろう。その日まで、堪えて貯金をすることだ」と語っている。


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