昨日行方不明になったオーク生態調査団の護衛の人数が、
研究委員会が当初予定していた護衛の人数より、少なかったことが明らかになった。

委員会はオーク調査に当たって、約６０人の護衛をつける予定だったが、
予算の関係から募集人数を、半数の３０人まで減らしていたようだ。
委員会はゲフェン側に人件費の予算を要請したが、ゲフェンはこれを認めず、
委員会は仕方なく護衛の人数を減らすことにしたようである。

また、第一期調査後の調査団の死者は、護衛と研究員合わせて１４人と多く、
調査を終えた後の護衛隊と研究員の一部の者達は、契約更新を拒否していた。
これに対し研究委員会は、再募集の応募人数の確保の為に、調査による死者は３人だったと嘘の発表をしていた。
第一期の調査の成果が大きかったため、二回目の募集の時はゲフェン側から予算が下りたが、
その予算も応募人数を増やすために上げた給与に割り当てられ、二回目の調査の時も護衛の人数は足りなかったようである。

行方不明になった調査団の探索を続けている探索隊の報告によると、
調査団は１回目と２回目の調査の際、同じ場所にキャンプを建設していたようで、
オーク達にキャンプの場所を知られ、２回目調査の際に待ち伏せされたようだ。
死体が見つかっていないことに関しては、現在も詳しい調査が進められているが、
オーク達が持ち去ったのではないかという見方が一番強まっている。

関連サイト-ゲフェンオーク調査委員会