倒産した空間移動株式会社の業務を、カプラサービスが引継いだ。
3/27から試験的に運用していた空間移動サービスだが、今日より正式に導入される。
利用客が行方不明になったり、壁や地面の中に埋まってしまったりと様々な事故が多発し、
去年ついに倒産した株式会社空間移動だが、その便利さから冒険者達の人気は高かった。

料金は、以前の株式会社空間移動の値段より高くなっている。
一般客はアコライトやプリーストに、転送を依頼するだろう。
だが余計なやり取りや、他の冒険者とのトラブルも無く、また急いでいるとき、
目的地までのポータルを開けるアコライト、プリーストを見つけられない時などは、利用するのも良いかもしれない。

これに対しカプラサービスは「安全性を高めた結果、費用が掛かるようになった」と説明しているが、
ポータルサービスを資金源としている教会側から、値段を高く設定するよう圧力がかかっているのではと推測されている。