去年に行われたクリスマスイベントで、異常増殖したポリンを掃討するために、
ひな祭りに便乗して行われたイベントも、明日終了する。
イベント限定アイテムをポリンにルートさせ、冒険者を利用してポリンを駆除する方法は、
はたして成功だったのだろうか、それとも失敗だったのだろうか。

ポリンの頭数を元に戻すということを実行するために、様々な弊害が起きた。
冒険者達は欲を剥き出しにし、現地住民や他の冒険者とトラブルを起こした。
自然のバランスが崩れ、盗蟲が急増するという事態も起きており、決して大成功というわけではないようだ。

イベント実行委員会は「異国の風習ということで、ルーンミドガッツ王国の市民達はひな祭りに大きな興味をよせた。
その為か、予想以上にポリン狩りが過熱してしまい、今回のような様々な被害を及ぼしてしまったと考えている。
しかし、その被害もなんとか許容範囲内で済ませることが出来た。
ポリンの頭数を減らすと言う当初の目的は果たせたのだから、成功か失敗かと問われれば、辛うじて成功したと言えるだろう。
だが、今回はただ運がよかっただけと言えなくもない。
我々が机の上でどんな計画を練っても、自然はその予想の遥か上を行ってしまう。
自然の力を我々人間がどうにかしようなどと考えるのは、おこがましいことだということだ。
以後、このようなイベントは行うべきではないと思う」とコメントしている。