ミョルニール山脈にある炭坑で、放棄されてた火薬が爆発し、炭坑の一部の天井が落盤、
冒険者１２名が死亡、２５名が負傷、５名が行方不明になる事件が起きた。

火薬は炭坑が閉鎖される以前に掘削用に使用されていたもので、
冒険者が使用した火属性の魔法が火薬に引火したものとみられている。

現在行方不明者の探索が行われているが、落盤により埋まってしまった地区は広く、
また爆発により地盤が脆くなっており、二次災害の危険性があることから、
作業は殆ど捗っていない。

炭坑は数十年前にルーンミドガッツ王国の指導のもと掘られたものであるが、
過酷な労働条件から死者が相次ぎ、やがて死者が炭坑内にうろつくようになり、閉鎖された。
当初は炭坑ごと爆薬で埋めてしまうべきだという意見が強かったが、
炭坑内には、貴重で豊富な鉱物が採掘されずに眠っていることから、
何とか不死者を排除して採掘を再開させようと言う方針に切りかえられた。
以来、大勢の冒険者が炭坑に赴き、不死者の駆除が行われてきた。

現在炭坑は立ち入り禁止になっているが、この間にも炭坑内の不死者やモンスターは増加しつづけているため、
早急な対応が求められている。