近年のギルド事情…国内

2003.03.15

この時期は、新たに冒険者になる者が多く、加入者の募集をしている組織がミッドガルドのあちこちで見られる。
それは各ギルド団体も例外ではなく、少しでもギルドメンバーを増やすために道行く初心者に声をかけている。

だが、国内に不穏な空気が立ちこめている現在、冒険者として出発する者は年々少なくなっており、
ギルド団体は思うようにギルドメンバーを確保することができていないようだ。
近年は怪しいギルドも増え、そういったギルドメンバー募集に対しても、初心者達は警戒せざるを得ない。

中には、最初親しげに初心者に声をかけ、冒険のノウハウを優しく教えた後、
ギルドに入るように求めるケースが多くなってきている。
恩を感じたり、または良さそうなギルドだと思ったりした初心者は、深く考えずにそれを承諾してしまう。
そのギルドがまともなギルドならば問題は無いが、無法者のギルドだったり場合には、
悪事に協力するよう強制させられてしまうだろう。断れば、自分の身がどうなるかわからない。
また、暴力を振るって脅し、無理矢理ギルドに加入させる悪質なケースもあるようだ。

各警備団体は、そうした誘いに安易に乗らないよう、自分の目でしっかり判断するように呼びかけている。
そうした被害にあった場合には、警備団体に遠慮無く相談してほしいと語っている。

自分の目を養うまでは、ギルドに入るのは止めた方が良い。
また、最初からギルドの手を借りるのは、冒険者として一人前に成長することができない。
初心者は良く考えるべきであろう。

悪質なギルドに入らぬよう初心者は気をつけねばならないが、
悪質なギルドメンバーを加入させないよう、各ギルドもまた気をつけねばならない。
秩序を重んじるギルドでも、1人でも無秩序なメンバーがいれば、そのギルドは破綻してしまう。
以前にも、たった1人のギルドメンバーが悪事を働いたため、ギルドマスターが責任を取って辞職する事件が起きている。
ギルドに入るものは、自分の行動が即ちギルドの行動となることを肝に命じるべきであろう。




















































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