酔った警備兵がノービスに暴行…イズルード

2003.03.13

イズルードに配備されている警備兵に道を尋ねたノービスが、
警備兵から殴る蹴るなどの暴力を振るわれる事件が起きた。
警備兵はすぐに側にいた他の警備兵や冒険者に取り押さえられたが、
暴行を受けたノービスは前歯2本と、肋骨1本を折る重症を負った。

ノービスは騎士団に志願しており、剣士転職試験を受けに剣士連合会本部に向かう途中だった。

暴行した警備兵は酒に酔っており、取り押さえられた後も取り調べ室で暴れていたが、
今は落ちつきを取り戻し、取調べに素直に応じていると言う。
同僚の話では、この警備兵は既に酔った状態で出勤してきて、
「大丈夫か」と声をかけたが、そのうち醒めるので大丈夫だと言い、いつもの職務についていた。

イズルード警備保障は「このような事態は、本来決して起こってはならないことで、
迷惑をかけたノービスと、市民の皆様には申し訳が立たない。
この警備兵から詳しい事情を聞き、再発防止に向けていきたいと思う。」とコメントしている。

最近では街中で多発するテロや、不穏な動きを見せるモンスター達の影響で、
警備兵の負担が一段と重くなっており、警備兵達は神経をすり減らして職務にあたっているという。
今回の事件も、こうした警備兵のストレスが引き金になってしまったのではないかといわれている。
各警備団体では、警備兵を増員するなどなるべく1人の負担を減らす努力をしているが、
あまり大きな効果は得られていない。

ちなみに暴行を受けたノービスは、通りがかった聖職者の治療を受け、
無事に剣士転職試験に合格した。
今回の事件に挫けず、立派な剣士になって欲しい。





































































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