クルセイダー導入遅れ、不満の声…プロンテラ

2003.02.19


近年増加する不死者の対策として、教会側が国に新たな戦力の育成を提案し、
トリスタン3世は対不死者に特化した戦士「クルセイダー」の投入を決定した。
だが、3億zenyもの資金を注ぎ込んだにも関わらず、
クルセイダー軍の指揮権を巡って、騎士団と教会側の対立が深まっている為、未だに実戦配備が出来ずにいる。

教会側は「我々が提案したものだし、費用の半分は我々教会が出している。
それに、不死者のことを良く知る我々が指揮したほうが、効果的に扱える」と語っている。
一方騎士団側は、「教会が過度の軍力を所有するのは危険だ。クルセイダーは対不死者だけでなく、
通常のモンスターとも十分に戦っていける戦闘能力を保有している。教会に、このクルセイダーを自由に扱わせるべきではない。
それに、国内で暴れまわっているのは不死者だけではない。
西にはオーク、北には悪魔、南にはモロクの武装化した犯罪組織がいる。これらの脅威に比べれば、不死者など可愛いものだ」とコメントしている。

教会側は、クルセイダーと同じく対不死者に特化した戦力「モンク」の育成にも取りかかっており、
騎士団は教会の急激な戦力増強に、大きな疑念を抱いているようだ。

これに対し、プロンテラの住民や、各地で不死者の被害に悩まされている国民から、不満の声があがっている。
あるプロンテラの市民は「彼らが指揮権を巡って争っているこの瞬間にも、どこかで誰かが凶悪なモンスターの餌食になっている。
国民を守るために編成された軍であるはずなのに、結局は彼らの覇権争いの道具になってしまうのか。
騎士団も、教会も、自分の都合しか考えていないようだ」と、落胆の表情で語っている。









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