ギルド間抗争…プロンテラ

2003.02.18


プロンテラを拠点とするギルド「Barbarian Great Hall」は今日、
同じくプロンテラで活動するギルド「Mercenary Enclave」に対し宣戦した。

3日前、プロンテラ城で開かれたギルド交流パーティーで、両ギルドのメンバーが同席し、
その際Mercenary Enclaveのメンバーが酒に酔い「Barbarian Great Hallの奴らは腰抜けだ」と侮辱した。
それに憤慨したBarbarian Great Hallのメンバーの1人が謝罪を求めたが、Mercenary Enclaveのメンバーはそれに応じず、
名誉を傷つけられた怒りのあまり口論となり、Barbarian Great Hallのギルドメンバーが抜刀した。
幸いすぐに取り押さえられ、怪我人などは出なかったが、
城内で抜刀したとして、そのメンバーは3ヶ月の独房行きという重罰が下されてしまった。

Barbarian Great Hallのギルドマスターは、城内での抜刀及び、ギルドメンバーの相応しくない対応に、
トリスタン王とMercenary Enclaveに謝罪を述べた上で、自分のギルドに対する侮辱を詫びるようMercenary Enclaveに求めたが、
Mercenary Enclaveはまたしてもそれに応じなかったため、
Barbarian Great Hallは名誉を傷つけられた報復として、ギルドの名において正式な決闘を宣言した。

Barbarian Great Hallは騎士達のギルドで、Mercenary Enclaveはそういった身分を持たない戦士たちのギルド。
両ギルドはそういった立場の違いからか、以前からいがみ合っていた。
同じ狩場で顔を合わせれば、どちらがモンスターの首級を討ち取るかで、必ず諍いが起きていた。
両ギルドのメンバーが酒場で同席し、口論している光景を見た者は多いだろう。
以前のモンスター襲撃の時などは、中央広場を防衛の任務を巡って、
敵がすぐそこまで迫っているにも関わらず口論を始め、周囲の者を呆れさせたのは記憶に新しい。

今回のような騒ぎまで発展したのは、やはり独房行きになったBarbarian Great Hallのメンバーの存在が大きいだろう。
以前から似たような事件は度々起きていたが、喧嘩両成敗として罰はいつも両ギルドに与えられており、
片方のギルドのみに罰が与えられたことは初めてで、Barbarian Great Hallはそれに大きな不満を持っているようだ。

トリスタン3世は「残念だが、重大な理由無しに城内で抜刀した者には、罰を与える規則がある。
しかしMercenary Enclaveのギルドメンバーは暴言を吐いただけだ。
無論、これも誉められた行為ではないが、彼は酒に酔っていたし、罰を与えるほどでは無い。
Barbarian Great Hallの宣戦に対しては心を痛めている。
命令でこの争いを止めさせることは出来るが、私は王国内で特に違法なことをしない限り、
ギルドに対しては口を入れるのは避けたい。自由なギルド活動が妨げられてしまうからだ。
かといって、独房に入っているBarbarian Great Hallのメンバーの罪を許してしまえば、
規則を守る者たちに示しがつかなくなってしまう。
一番良いのは、Mercenary EnclaveがBarbarian Great Hallに謝罪することだ。
そうすれば、無駄な血は流されずに済むだろう」と語る。

Barbarian Great Hallの宣戦に対し、Mercenary Enclaveはまだ返答をしていない。








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