神木伐採に住民が反対…フェイヨン

2003.02.12

フェイヨン森林地帯に生えている樹齢800年の神木が、
不死者の増殖を促すものとして、教会側がフェイヨンに神木を伐採するよう求めている。
しかしフェイヨン住民がこれに反対、現在神木の元に80人余りが集まり、
聖職者達とにらみ合いを続けているという緊迫した状態が続いている。

この木は、フェイヨンの街が出来る以前から生えているもので、
神木としてフェイヨンの住民に親しまれてきたが、最近ではこの木で首吊り自殺したり、
木の根元に死体を埋める人が後を絶たないため、不死者発生の原因になるとして、教会側は早期の対応を求めていた。

フェイヨンでは神木の付近に見張りを立てるなどの対策を行っていたが、街から離れた場所にはえているせいか、
不死者やポイズンスポアに襲われやすく、今までに4人の見張りが犠牲になっている。
その為、半年前に見張りを立てるのを止めてしまい、その間に神木で自殺した者の多くが不死者になった。
フェイヨンは教会側に神木の警備を依頼したが、教会側は「一般市民の護衛ならともかく、
不死者増殖の一因になっている木を何故守る必要があるのか。現在フェイヨンに派遣している聖職者は200人にも及び、
神木の警備に人員を割く事は出来ないし、これ以上の増員も難しい」とコメントしていた。

ある聖職者は「あの木には何か不思議な力があるようだ。あの一帯に迷い込む自殺志願者は、
まるで操られたように神木で首を括ろうとするし、不死者の出没も多い。
何か死者を引き付けるものがあるようだ。早い内に伐採してしまった方が良い」と語っている。

現在教会側とフェイヨンの市長が、神木の処理について検討している。














































































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