幻覚茸、冒険者意識不明…ゲフェン

2003.02.04

今日昼頃、ゲフェン周辺の茸の群生地で、冒険者の集団が倒れているのを通りすがった別の冒険者が発見した。
倒れていた冒険者は全員意識が無く、ゲフェンの病院に運び込まれた後も意識が戻らない状態が続いている。
気絶していた彼らを病院へ運んだ冒険者も、暫くして「意識が朦朧とする」と病院に訴え、現在病院に入院し、検査を受けている。

冒険者達が気絶していた場所に生えていたのは、強い幻覚作用のある毒茸で、
胞子を吸い込むだけで幻視、幻聴、手足の痺れ、発熱等を起こす。
少量では大きな影響はないが、長時間吸い込むと呼吸困難などを起こし、意識不明となって死に至る。

この茸は、他の国で麻薬として合法的に売買されているものだが、ルーンミドガッツ王国内では生息していない種類の茸で、
何者かが他国から持ち出し、栽培していたのではないかという見方が強まっている。
ルーンミドガッツ王国では、この種類の茸の栽培や売買は禁じられていない。

病院のドクターの話では「今回被害にあった冒険者は、幸いにも意識不明となった直後に発見されたようで、
辛うじて死は免れるだろう。あと数分発見されるのが遅かったら、確実に死んでいた。
だが、意識が回復するにはまだ時間がかかると思う」と病院の医者は語っている。








































































































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