昨日、モロクから北３ｋｍの砂漠で、ギルド同士の小規模な戦闘があった。
この戦闘で死者は出ていないようだが、付近にあった古代文明の遺跡が破壊されていることがわかった。

破壊されたのは古代都市の門で、地表に露出している部分だけで大きさ約１０ｍの巨大な遺跡である。
この門の壁の部分が、魔法による爆発で大きな亀裂が入り、修復は不可能なようだ。

遺跡研究会は戦闘を行ったギルドを激しく非難し、謝罪と賠償を要求しているが、
戦闘が行われた近辺は、非武装交通ルートから約１ｋｍはなれた戦闘許可地域で、
ギルドはモロクの法律に従って戦闘を行っただけに、責任を追求することは難しいと思われる。