モロク環境調査団は、砂漠に生息するペコペコが絶滅の危機に瀕していることを明らかにした。
ペコペコは乗用として騎士たちに利用されているが、騎士団員の数が多すぎる為、
毎年数千頭のペコペコが騎士団によって捕獲され、訓練を受けている。
調査団は、ペコペコ絶滅の危機の最も大きな原因になっているのが、騎士団による乱獲だと非難している。

また、ペコペコは自分が産み落とした卵に関しては無関心で、卵の面倒を全く見ないため、
蛇や狼などの天敵に食べられてしまい、毎年孵化に成功するペコペコは数十頭程度と言われている。

調査団はプロンテラ騎士団に、騎士達に供給するペコペコは人工繁殖で賄い、
野生のペコペコを捕獲しないよう要請すると共に、冒険者達にペコペコの卵を狩らないよう呼びかけ、
また、モロクでも独自にペコペコを繁殖させるプロジェクトを計画している。