下水駆除員数減少・下水管理局調べ…プロンテラ

2002.11.25


有志の冒険者で構成される下水の駆除員が、年々減少傾向にあることが下水管理局の調査でわかった。
四年前の下水駆除員は823人、三年前では900人代に入るが、二年前では再び800人代に、昨年の調査では700人代に減少した。
今年の調査では辛うじて700人代を保っているが、来年には600人代まで落ち込む事が予測される。

下水管理局はプロンテラ近辺で活動する冒険者3千人を対象に、下水駆除に対する意識調査のアンケートを行った。
その結果「プロンテラの衛生状態を守る立派な職務」という回答がわずか23.5%、
「駆け出しの冒険者にとって良い訓練になる」が13.3%「汚い、出来れば他人にやらせたい」が最も多く50.9%、
残りの12.3%は「人が多く集まるので、商売をするのに良い」で、
冒険者達のプロンテラの下水管理に対する意識の低さが明らかになった。

下水はノービスや、新米の剣士たちの格好の狩場のようだが、やがて彼らも冒険者として成長し、
ゲフェンやフェイヨン等のダンジョンに腕試しに行ってしまい、中々下水に留まってくれない。
辛うじて何人かの熟練者達が下水の最下層で活動しているが、彼らは下水のモンスター駆除というよりは
もっぱら黄金蟲を狩ることを目的としているようだ。
夢やロマン、スリルや光り輝く財宝を求める冒険者達にとって、薄暗くじめじめした下水はあまり魅力的ではないようだ。


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