ルティエ

シュバルツバルド共和国にあるこのルティエは、それ自体が娯楽施設という感じの観光街です。
町全体がクリスマスの装飾で飾られ、見るものを楽しませてくれます。

ですが、吹雪が吹く山奥にひっそりとたたずむこの街に、観光客は殆ど訪れず、
明るい雰囲気に反して人気の少ない寂しい街でもあります。

クリスマスシーズンはそれなりの賑わいを見せますが、やはりそれだけでは採算がとれず、
維持費の一部をシュバルツバルド政府に援助してもらっている状況です。



はぁ〜い、みんな。元気だったかしら?
ゲフェン写真館の撮影とコメントを担当したマジシャンよ。
覚えてくれているかしら。

あれから転職して、髪も青に染めて立派な氷雷ウィズになったわ。
ワープ撃ちが修正されて、ちょっと辛い世の中になったけれど、
今はアイスウォールハメでなんとか対抗しているわ。

今回、ルティエの写真撮影もすることになったの。
でも寒いところってお肌が乾燥するのよね。
それに私って冷え性なのよ。氷雷ウィズだけど。

あーあ、どこかにこんな私を暖めてくれるいい男はいないかしら。
でもアサシンはごめんよ、座り方がイヤラシイもの。
騎士も鎧が凍り付いてそうで遠慮したいわ。ペコ臭がしそうだし。

やっぱり男プリ様ね。あの胸板で抱擁されたいわ。ブラスミも捨てがたいわね。
男ウィズは…なぜかそういう対象に見ることが出来ないの。
同属嫌悪って奴かしら。

で、女マジの格好じゃ寒すぎるでしょ?
だから転職してから撮影しようと思ってたから、こんなに掲載が遅れてしまったの。

転職試験突破に何時間もかかったとか、
そういう理由じゃないのよ!わかったわね!
わかったら復唱しなさい!

・・・初っ端から話が脱線して悪いわね。

ルティエに行くにはアルデバランのサンタのじじいに連れて行ってもらうんだけど、
いきなり雪原のド真ん中に飛ばされてしまったわ。

あのトンチキじじい!後でアイスウォールで固めてやるわ!

まあ、それはさておき、このフィールドのマップ表示を見ると、
「Enjoy X-mas」って書かれていることに気付くと思うの。
中々凝った演出と言いたいところだけど、こんな文字を描く前に、
この雪原に道を作って歩きやすくするとか、熊を退治して危険をなくすとか、
他にやるべきことが沢山あると思うのは私だけかしら。

・・・で、まるで謀ったように看板があるわけだけど。

拡大するとこんな感じよ。
看板の一部が凍り付いていて、
文字を読み取ることは出来なかったわ。

本来ならもっとよく調べるところだけど、
なんだかもうこのテの看板には関わりたくないの…。

ルティエの街の外にも家が建っていたわ。
なんでこんな所にすんでいるのかしら?

きっとアレね、ボス狩りの人がすんでいるのね。

・・・そういえばここって、ハティっていうバケモノが出るんだっけ…。

そんな危険地帯はさっさと抜け出して、ルティエに入りましょう。
入り口からクリスマスムード炸裂ね。

この街って毎日がクリスマスなんですって。
思ったんだけど、それってサンタさんから毎日プレゼントが貰えるってことかしら。
いいわねえ、私も子供時代はルティエで過ごしたかったわ。

入り口の門の上にある鐘よ。
この鐘の音が、ルティエ中に鳴り響いているの。

夢の無い話だけど、こういう装飾に何zenyくらいかけているのかしら。

川と石橋よ。
この橋、手すりがついてないけど、危ないわねえ。
川に落っこちて寒さで心臓マヒ起こしたらどうするつもりなのかしら。

ところでこの川、面白いことに凍ってないわね。

わー、そりよ、そり。
サンタのじじいはこれにのってプレゼントを配るのね。
引っ張るのはペコかしら、それともストームナイトかしら。

私的には、鹿の角をつけた男WIZに引っ張らせたいわね。
きっとプライドの高い彼らのこと、屈辱に震えながら、無い体力を振り絞って引っ張ってくれるわ。
勿論、サンタは私よ。

ところで貴方は、サンタさんを何歳まで信じてたかしら?

私?私はまだ居ると信じているわよ。
だってクリスマスイベントの時沢山サンタ狩りしt(サーバとの接続がキャンセルされました

はッ!

なっ、
何なのよコイツはぁぁぁッ。
悪趣味だわ。あまりにも悪趣味だわ。

近くのお土産屋さんで、
このサンタの顔と同じマスクが売ってたから、
衝動買いしてみたわ。

なんでも、ルティエの
スマイルマスクなんですって。

どうかしら。

ルティエ名物、サンタポリンの床絵よ。
なんでも、すぐ凍結してここを通る人が良く転ぶんですって。

私?転んだわ、見事にね。
それはもう、逆に晴れ晴れとするくらいに
見事な転びっぷりだったわ。

私が転んだ時、通りすがったアサシンがあからさまに
スカート覗きの体制に入ってたけど、
良く見なさい、女WIZはレオタードよ。

こんな寒いところで寝るのは凄く危ないと思うのだけれど。

…大丈夫かしら。


スノウノウとかいう雪だるまよ。
誰かが作った人工的なものらしいわ。
ゴーレムみたいな奴ね。

個人的にこういう奴は研究室に持ち帰って、
解体して調べたいんだけど…やっぱりまずいかしら。

なんでも、もっと寒い地方に住んでたらしいんだけど、
メロプシュムとかいう、コモドから来たばーさんに街を追われたらしいわ。

どうやらそのばーさん、私と同じ魔術師みたいだけど…。
そういう奴がいるから私達が白い目で見られるのよ。やぁねえ。
全く迷惑な話だわ。

…。

期待されるのは苦手だわ。
悪い奴じゃないんだけどね。

気が向いたらまた来てあげるわよ。


この炎はどう考えても、魔法の炎ねっ。
どうやらルティエは、私達魔術師の力を随所に取り入れているようね。
感心感心。

でもね、そんなところばっかにお金かけてるから、観光客が来ないのよ?
個人的には見てて面白いのだけど。

ルティエの真ん中にある大きなクリスマスツリーよ。

で、そのツリーの真下に変な奴がいるわけよ。

やあねえ、新手の宗教かしら。
でもネタになりそうなので、話しかけてみるわ。


ロリコンよ!


貴方が一番変だわ!


やっぱり宗教よ!

OK、わかったわ。
貴方は確かに面白いわ。

ゲフェンに良い病院を知ってるから、
紹介してあげるわね。


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