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政府、ワープポータル規制法案を検討

2009.09.16

ワープポータルは、離れた場所同士を繋ぎ人や物資を転送する聖職者達の神の奇跡である。かつてはモンスター達が徘徊する僻地に送り込んだり、脱出不可能な場所へ転送する「闇ポタ」と呼ばれる行為が横行したこのワープポータル。それを問題視した行政側がワープポータルの扱いを取り締まる法案を成立させ、一時は問題は沈静化した。しかしここに来て新たなトラブルが浮上し苦情が寄せられている。

■人様の家の中にメモ。立派な住居侵入罪!?

ワープポータルの転送先を他人の家屋や敷地内に設定し、自由に行き来する姿が見られる。本来、他人の家屋に許可なく立ち入る事は罪になるが、ワープポータルに関してはまだ法整備されていない。何の前触れもなく突然現れる冒険者達に、住民は驚いている。

また、酒場や武器屋など大勢の客が行き来する場所のメモも問題視されている。プロンテラにある酒場「酔いどれサンタ」亭の主人は、「とっくに閉店時間で店じまいをしていたのに、突然冒険者達がワープポータルで現れて酒を買いに来たと言うんだ。仕方なく酒は売ったけど、出来れば止めてほしいね」と語る。ワープポータルを利用した食い逃げ、万引き事件なども多発しており、他所の家屋や敷地内へのメモは問題がありそうだ。

■突然ワープポータルから現れたペコにはねられる

ワープポータルは瞬間的に移動する。空間転送の門を潜った者は、一瞬で切り替わる状況に対応できないことが多い。また、転送先でも突然現れるため、様々な事故がおきている。

ワープポータルからペコペコに騎乗した騎士が突然現れ、その騎士にはねられる事件が首都で多発している。他にも荷物を満載した商人や、駆け足のクルセイダーなどとも衝突事故を起こし、その件数は今年に入って既に34件に達している。中には骨折するなどの大怪我を負ったケースもあり、大聖堂はワープポータルで転送してもすぐに走り出さないよう呼びかけている。

■ワープポータルを利用した犯罪

ワープポータルを利用した悪意ある行為は続いている。無理矢理に空間転送先へと連れ込み、誘拐事件に発展したケースや、そのまま拉致されて人身売買組織に売り飛ばされた恐ろしい事件も起きている。その他にも転送先で暴行、強盗、強姦などの被害にあうといった被害も多発している。また、街中で綺麗な女性に声を掛けられ、空間転送先についていったら高額な絵を売りつけられたという苦い経験を持つ者もいるだろう。

聖職者達の信仰心は失われてしまったのか?神の教えに背き、犯罪に手を染めるようになったのか?実は、そうではないケースが多い。ワープポータルの便利さに目をつけた犯罪組織が聖職者を拉致し、無理矢理犯罪に加担させているのだ。それに逆らい、無残にも殺されてしまった聖職者も居る。

こうした問題が多発し、政府はワープポータルの規制を強める法案を検討している。しかし安易な規制だけでは問題の根本的解決には至らず、聖職者達の負担が大きくなるだけだと指摘する声も多い。また、ワープポータルを規制することによって、カプラサービスの空間移送サービスの利益に繋がることから、政府とカプラサービスの間で癒着しているのではないかと非難する声も出ている。

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